Dockerを使う

Dockerとは？

Dockerはコンテナ技術を実装するツールの一つです。これにより、開発者はソフトウェアを一貫して動作する環境内でパッケージ化し、どのマシンでも同じように動作することを保証できます。

Dockerのメリット

1. 一貫性: アプリケーションはDockerコンテナ内で同じように動作します。
2. 軽量: 仮想マシンよりもリソースの消費が少ない。
3. 移植性: どのマシンでも同じコンテナを実行できる。
4. バージョン管理: Dockerイメージはバージョン管理されているため、以前の状態に簡単に戻すことができます。

基本的なDockerのコンセプト

1. イメージ: アプリケーションとその依存関係を含む静的なスナップショット。
2. コンテナ: イメージを実行する際の動的なインスタンス。

Dockerの基本的な使い方

1. Dockerのインストール
   • 公式のサイトからダウンロードしてインストールします。
2. イメージの取得
   • docker pull [イメージ名]
   • 例: docker pull nginx
3. コンテナの作成と起動
   • docker run -d --name [コンテナ名] [イメージ名]
   • 例: docker run -d --name webserver nginx
4. 稼働中のコンテナの一覧表示
   • docker ps
5. コンテナの停止
   • docker stop [コンテナ名]
6. イメージのビルド (Dockerfileから)
   • docker build -t [イメージ名]:[タグ] [Dockerfileのあるディレクトリ]