RSpecとは

RSpecは、Rubyで書かれたソフトウェアの振る舞いを記述するためのテスティングフレームワークです。RSpecを使用することで、ソフトウェアの仕様を自然言語に近い形式で書くことができ、それを実際のテストとして実行することが可能となります。

この記事では、RSpecの基本的な使い方について説明します。

1. RSpecのインストール

まず、RSpecをインストールする必要があります。

bashCopy code

gem install rspec

または、Gemfileに以下を追加し、bundle installを実行します。

rubyCopy code

group :development, :test do gem 'rspec-rails', '~> 5.0' end

2. RSpecの初期設定

新しいRSpecのプロジェクトを作成するには:

bashCopy code

rspec --init

これにより、.rspec と spec/spec_helper.rb の2つのファイルが生成されます。

3. 最初のテストを書く

例として、calculatorというクラスがあり、addメソッドがあるとします。そのメソッドのテストを書く場合は次のようにします。

spec/calculator_spec.rb:

require 'spec_helper'

RSpec.describe Calculator do
  describe '#add' do
    it 'adds two numbers' do
      calculator = Calculator.new
      expect(calculator.add(1, 2)).to eq(3)
    end
  end
end

テストを実行するには以下のコマンドを使用します:

4. テストの実行

bashCopy code

rspec

5. テストの結果

RSpecの出力は非常に読みやすく、成功したテストと失敗したテストがはっきりと示されます。失敗したテストの場合、エラーメッセージも表示されます。